新商品『まろひめ』をご紹介

新商品『まろひめ』をご紹介

監修者

森 美樹(管理栄養士)

茨城県で生まれ、子供のころから母の手前味噌で育ちました。管理栄養士としては、病院・ 特養で栄養管理に従事。40 代になり、麹の美しさに惚れ込み、お味噌の魅力を知りました。 食事制限のある方もない方も、食卓を華やかに心豊かになっていただけるよう、発酵食品を 取り入れた食習慣のすばらしさを提案していきたいです。

新商品『まろひめ』をご紹介

今回は8月23日に販売を開始した、新メンバー#9『まろひめ』のご紹介です。

佐賀県鹿島市のみそ蔵さんで作られている、
知る人ぞ知る減塩みそが『まろひめ』です。
今回はそんなまろひめのふるさとを取材してきましたので、ご紹介します!

『まろひめ』のこだわり

鹿島市の水は余計な成分が入っていない、ニュートラルな水。
そのため発酵の邪魔をしない。
発酵文化が続いている理由は水質にあるのかもしれません、とのこと。
みそ作りのこだわりは「国産の食材を使用」し、「無添加であること」。
麹造りに関しては、機械を使わないというこだわりがあり、
夏は麹の温度が上がりすぎないよう麹室を風通しを良くし、
冬は麹室を閉め切って初日のみストーブで温度を上げて発酵を促します。
あとは麹たちの力で繁殖していき、ふんわりきれいな米麹が完成します。

<麹蓋>

麹屋さんとしては、江戸時代1854年から創業され、
おみそを作り始めて 70年!!とのことでした。

昔ながらのおみその発酵熟成は「木樽」で行われていると思っていたのですが、
佐賀県では、甕の中で発酵熟成するのが一般的と教えていただき驚きました。
おみそを詰めた甕を半分まで土に埋めて温度調整をします。

<甕に入れたみその様子>

しかしながら温暖化の影響を受け、異常な気温上昇により、
近年冷蔵庫内での熟成も行わざる得なくなりました。
そのため、ある一定の熟成まで常温で寝かせた後、
気温の高い日は大きな冷蔵庫に移動できるような樽にいれて育てていく
風潮になっているそうです。

おみそは温度や湿度によって発酵熟成度合が変わります。
また、人により好みが違うので、食べごろは人それぞれ。
鹿嶋市のお客様は赤みそを好まず、短期間熟成のおみそを好まれるため、
少量を購入し、各家庭の冷蔵庫で育てていただいているそうです。
真夏はお米の保冷庫にいれて熟しすぎないように、保存されている方も多いとか!

 

『まろひめ』への想い

発酵料理のハードルを下げて、
普段使いとして、おみそを手軽においしく食べていただく機会を増やしていきたいと思っています。「高血圧」だからと嫌煙されることもあるが、『まろひめ』は減塩みそです。
10年前は購入してくださる方は年を重ねた常連さんが多かったが、
最近はお客様の年齢層が下がり、
小さなお子様のいるご家庭が多くなってきたそうで、私も嬉しくなりました。

 

 

鹿島市の豊かな自然と作り手のやさしさが
#9『まろひめ』には表現されています。
お湯で溶くだけでも美味しい!
旨味と麹の甘さをしっかりと感じられるおみそです。

購入はこちらから

 

次回は、山口県防府市
【#10 麦クイーン】をご紹介します♪

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