日本料理の調味料『さしすせそ』

監修者
森 美樹(管理栄養士)
茨城県で生まれ、子供のころから母の手前味噌で育ちました。管理栄養士としては、病院・ 特養で栄養管理に従事。40 代になり、麹の美しさに惚れ込み、お味噌の魅力を知りました。食事制限のある方もない方も、食卓を華やかに心豊かになっていただけるよう、発酵食品を 取り入れた食習慣のすばらしさを提案していきたいです。
はじめに
日本料理は、食材の美しさを最大限に引き立て、季節の移り変わりとともに、心と五感を満たす魔法のような料理です。日本料理にとって、調味料の『さしすせそ』と呼ばれる『砂糖、塩、酢、醤油、味噌』は欠かすことができないものです。今回は、日本料理の魅力と調味料について触れていきます。料理の『さしすせそ』とは?

「砂糖」
日本料理でよく使用される甘味料です。砂糖を加えることで、料理に柔らかさや甘さをもたらし、風味を引き立てます。例えば、照り焼きソースや甘辛い味付けに使用されることがあります。また、和菓子にも砂糖は欠かせない材料で、そのバリエーションは驚くほど多彩です。「塩」
塩は料理の風味を引き立て、食材の旨みを引き出す役割を果たします。日本の塩にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる風味と用途があります。塩漬け、焼き魚、お刺身、漬物など、塩は日本料理の基本的な要素として欠かせません。「酢」
酸味をもたらす調味料として重要です。酢を使うことで、料理にさっぱりとした味わいを与え、食欲をそそります。寿司の酢飯、酢の物、さっぱりとしたドレッシングなど、酢は多くの日本料理で活躍しています。「醤油」
日本の代表的な調味料の一つです。醤油は、塩分と風味を絶妙に組み合わせた調味料で、多くの日本料理で主要な味付け要素として使用されます。濃口醤油、薄口醤油、たまり醤油など、種類もさまざまで、料理に合わせて使い分けられます。「みそ」
最後に、みそについてです。 代表的な発酵食品であり、日本料理には必要不可欠な調味料です。みそ汁は日本の代表的な料理の一つで、みその風味が魅力です。しかし、みそは、調味料としてだけでなく、1つの食材としても私たちの食生活には重要な存在となっています。良質な大豆たんぱくと麹、私たちに必要なミネラルを多く含み、健康に良い効果があるとされています。料理の『さしすせそ』
