森 美樹(管理栄養士)
茨城県で生まれ、子供のころから母の手前味噌で育ちました。管理栄養士としては、病院・ 特養で栄養管理に従事。40 代になり、麹の美しさに惚れ込み、お味噌の魅力を知りました。 食事制限のある方もない方も、食卓を華やかに心豊かになっていただけるよう、発酵食品を 取り入れた食習慣のすばらしさを提案していきたいです。
日本政策金融公庫(略称:日本公庫)農林水産事業は、「消費者動向調査」を実施しており、「食」に関する志向について調査しています。
「食志向」とは、いったい何か。
今話題の『Chat GPT』で文章を作成した結果、
次のような文章が出来上がりました。
食志向とは、食生活を通して健康を保つことを目的とした心構えのこと。
食べ物を食べるのではなく、食べる行為を通して心身を健康に保つという考え方です。
食べる行為とは、生きていくなかで不可欠な行為のこと。
食べることは精神的な健康を維持するためにも重要な役割を果たしています。
食べる行為を通して健康維持を図るために、食事時間を定めたり、健康的な食材を選ぶことも重要です。
心身を健康に保つためには、食生活の改善に取り組み、食べ物を楽しむことも大切です。
また、このような見解も・・・
食志向とは、食事に関する活動を通じて、食文化や食の質の向上を目指す考え方のこと
消費者の健康や身体を考慮した、栄養価の高い食品を消費することを重視し、健康に良い食事を摂ることが大切です。また、食材の原産地や生産者の情報などを活用して、安全で有機的な食品を消費することを重視しています。
皆さんはどう考えますか?
実際の調査結果によると、1人暮らし世帯では、食の「簡便化」が最も多く、次いで「経済性志向」「健康志向」と続きます。
この簡便化・経済性・健康というのが、「3大食志向」と言われています。
ご家族と同居されている世帯では、「健康志向」が最も高く、
お子様のいる世帯では、「健康志向」に次いで「経済性志向」「簡便化志向」となります。
いかに簡単で、経済的コスパが高く、健康食が食べられるか。
ココがキーポイントになるようです。
また、割高でも「国産品」を選ぶかという質問に対しては、
年々減少傾向にありますが、それでも5割以上の方は国産品を気にして購入されていることが分かりました。
「食志向」から見える今後の私たちの生活について
今後の食生活では、
いかに健康や環境への配慮を重視した食事を摂ることが求められ、
また、持続可能な食料生産を実現するために、効率的な食料生産方法と、その他の技術を使用して、食料を生産し続けていくことが重要視されます。
地球温暖化や気候変動などの大気汚染や自然環境への影響を受けている現在の状況から、環境への配慮を考慮した食材の選択や食料の生産方法を考える必要があり、持続可能な食料生産を実現するために、環境にやさしい食料生産方法を模索する必要があるのです。
私たちの食生活は、摂取する食料に関してだけでなく、食事を楽しむなどの社会的な側面も含んでいるため、健康と環境への配慮を持ちながら、豊かな社会的な経験を楽しめるような食生活を実現することを目指す必要があると考えています。
健康的で経済的なコストパフォーマンスの良い食の選択肢を考えたうえで、
やはり「お味噌」は欠かせない食材と言えるのではないでしょうか。