減塩味噌とは?減塩味噌に変えるメリット・デメリットを紹介
「減塩味噌=味が薄い・物足りない」――そんなイメージ、まだ残っていませんか?
実は近年の減塩味噌は製造技術が進化し、旨みもコクもそのまま。しかも血圧・胃がんリスクの低減など健康効果が期待できる優秀食材です。
この記事では 「減塩味噌」 の定義や普通味噌との違い、低塩味噌・お塩控えめ表示の読み解き方、さらにメリット・デメリット・簡単レシピまでまとめました。
ぜひ、この記事を参考にして今日からの減塩習慣づくりにお役立てください!
減塩味噌の定義と表示基準
減塩味噌とは?
「減塩味噌」とは、一般的な味噌に比べて食塩の含有量を抑えた味噌のことを指します。
具体的には、100gあたりナトリウム量が120mg以上、かつ15%以上低減された場合のみ、「減塩」と表示できます(消費者庁の食品表示基準に準拠)。
そのため、減塩味噌を毎日の食事に取り入れることにより、自然と塩分摂取量を抑えることがでるため、高血圧や生活習慣病予防に期待ができます。
減塩味噌の製法と味わいの工夫
味噌の製造において、塩は雑菌の繁殖を抑えて保存性を高める役割があります。
塩の量を控えると保存性が低下してしまいますが、加える麹の量を増やして雑菌の繁殖を抑制するのが一般的な減塩味噌の作り方です。
減塩味噌は麹をたっぷり使っているため、麹由来のうまみが豊富に含まれています。
減塩味噌はまずい?美味しさの秘密
「味が薄そう」と思われがちな減塩味噌ですが、近年は製造技術の進化により、麹の自然な甘みと大豆のうまみが引き立つ、美味しい減塩味噌が多数登場しています。
味噌本来の風味が際立つため、むしろ素材の味を楽しめるという声もたくさんあります。
「減塩」と「低塩」「お塩控えめ」の違い
「低塩」とは?
減塩味噌のほかに、「低塩味噌」と呼ばれる味噌があります。
前述の食品表示基準に従うと、ナトリウム量が100gあたり120mg以下の商品は低塩と表示することが可能です。
一般的な15〜20%減塩された味噌のナトリウム量はおよそ3000〜4000mgとなることから、味噌におけるナトリウム量120mg以下という低塩の基準はかなり厳しいことがわかります。
味噌以外でも低塩が望まれる食品・調味料でこの基準をクリアできるものは少なく、低塩食品は市場にほとんど流通していません。
「お塩控えめ」も減塩表示の一種
低塩よりも目にする機会が多いのは、「お塩控えめ」と書かれた味噌ではないでしょうか。
食品表示基準では、お塩控えめという文言は低塩表示の一種として扱われます。
ナトリウム量が100gあたり120mg以上低減、かつ15%以上低減された商品にはお塩控えめという言葉を付けることが可能です。
味噌を選ぶときには、減塩やお塩控えめといった言葉だけでなく、塩分が何%カットされているかといった数字も比較するようにしましょう。
表示区分 | 表示条件(ナトリウム量の基準) | 備考 |
---|---|---|
減塩 | 比較対象食品より100gあたり120mg以上かつ15%以上ナトリウム量を低減している場合 | 最も一般的な減塩表示。比較対象の明記が必要。 |
低塩 | ナトリウム量が100gあたり120mg以下 | 味噌などの調味料では非常に厳しい基準。流通は少ない。 |
お塩控えめ | 減塩と同様、100gあたり120mg以上かつ15%以上のナトリウム低減 | 「減塩」の柔らかい表現。低塩表示の一種とされる。 |
無塩味噌とその注意点
味噌の製造において塩は不可欠な原材料ですが、無塩味噌という商品が存在します。
無塩味噌は、塩を加えずに大豆や麹を発酵させて作られます。
しかし塩を加えずに製造したものは、「味噌」と表示して販売することができません。
そのため味噌風調味料や大豆発酵食品などと扱われ、様々な料理に加えて、塩分を気にすることなく味噌の風味を楽しめる調味料として用いられています。
ただし無塩味噌は特殊な製法で作られているため、流通量が多くありません。
さらに無塩味噌だけで美味しい料理を作るのは難しいため、調理の工夫が必要です。
無理なく減塩生活を続けるためには、手軽に購入できて料理に使いやすい減塩味噌からまずは取り入れてみましょう。
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減塩味噌のメリット
通常の味噌から減塩味噌に変えると、塩分摂取量が少なくなるため、血圧の上昇を抑える効果が期待できます。
体内の塩分濃度が高くなり過ぎると、濃度を薄めるために私たちの体は水分をため込もうとします。
それに伴い血液量が増え、血管が圧迫されることで血圧が上昇するのです。
慢性的に血圧が高い高血圧症は、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの疾病につながる恐れがあります。
高血圧に悩んでいる人は、日常の食事でよく使う味噌などの調味料から減塩商品を取り入れてみてください。
塩分の摂り過ぎは、胃がんのリスクを高めることもわかっています。
高濃度の塩分によって胃の粘膜がダメージを受けて炎症を起こし、発がん物質の影響を受けやすくなることが原因です。
減塩味噌を使うことは、健康な人にも大きなメリットがあるでしょう。
- 塩分摂取量の削減により、血圧の上昇を抑えやすくなります。
- 高血圧予防や動脈硬化、脳梗塞などのリスク軽減に貢献します。
- 胃がんリスクの低下も研究で指摘されており、日常の健康維持に有効です。
減塩味噌のデメリット
通常の味噌を使っていた人が減塩味噌に変えたときに、一番に感じるのは味の変化です。
濃い味に慣れていると、減塩味噌の味わいに物足りなさを感じてしまう人が多くいます。
毎日の食事が美味しくなければ、減塩生活を続けるのは難しくなるでしょう。
また市販の減塩味噌の中には、塩分を控えることで低下した保存性を補うために、保存料を添加しているものがあります。
保存料自体は健康に影響を及ぼすものではありませんが、食品添加物を気にしている人にとって安心して使えるとは言い難いものです。
- 味に慣れるまでは「物足りなさ」を感じる人もいます。
- 一部の市販品では、保存性を補うために添加物(保存料)が使用されている場合も。
美味しくて安心!OMISONOMORIの減塩みそ
減塩みそであっても美味しく、安心して口にできるものを選びたい方にはOMISONOMORIのみそをおすすめします。
OMISONOMORIの減塩みそはすべて、全国のみそ蔵で丁寧に作られた、麹の甘みや大豆のうまみを存分に味わえる美味しいみそです。
無添加・無加糖・無着色にこだわったみそなので、毎日安心して使うことができます。
- 減塩にこだわったみそ:健康を気遣う方にうれしい、塩分控えめなのにしっかりおいしい減塩みそ。
- 天然醸造:加温や添加物による発酵促進は行わず、自然の力で熟成させた風味豊かなみそ。
- 多彩な品揃え:米みそ・麦みそ・豆みそに加え、合わせみそや季節限定みそも随時ご紹介。
管理栄養士や腎臓外科医と共同で開発されている商品もあり、高齢者の方でも安心して召し上がっていただけます!
こだわりみそで作ったマフィンも大人気♪ ぜひ、こちらも一緒にご賞味ください!
減塩みそを使った簡単レシピ
魚のフライ ~ナンバーズ米#01使用~
材料
- かじき 100g
- 米#01 小さじ1(6g)
- 大豆粉 大さじ 1
- 卵 1/2 個
- パン粉 25g
- 揚げ油 適量
作り方
- かじきに「ナンバーズ米#01」を塗って、大豆粉を付けます。
- 溶いた卵につけ、パン粉をまぶし、揚げ油をいれたフライパンに入れてください。
- きつね色になるまで揚げて完成です。
切干大根のゴマみそ和え ~ナンバーズ麦#07使用~
材料
- 切干大根 40g
- いんげん 20g
- 油揚げ 1 枚
- 麦#07 大さじ1
- みりん 大さじ1
- きび砂糖 大さじ1
- 甘酒 大さじ2
- 練りごま 大さじ1
- いりごま 大さじ1
作り方
- 切り干し大根を戻します。水につけ柔らかくなっていればOKです。
- いんげんはきれいな緑色になるまで1分ほどゆでます。
- 油揚げは熱湯で油抜きし、千切りにします。
- 具材の準備が出来たら、ボウルに具材と味噌(ナンバーズ麦#07)、みりん、きび砂糖、甘酒、練ごま、いりごまを加えてよく和えて完成です。
まとめ
減塩味噌は、日常の食事から塩分を無理なく減らせる心強い味方です。
塩分摂取量を抑えることで、高血圧や生活習慣病の予防につながるだけでなく、胃の健康維持にも役立ちます。
ただし「美味しさ」や「安心感」がなければ、減塩生活は長続きしません。
おいしさと安心感、両方を求めたい方はOMISONOMORIの減塩みそをぜひ一度お試しください。
あなたの健康的な暮らしを、OMISONOMORIが美味しくサポートさせていただきます♪
記事監修:OMISONOMORI
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