味噌がストレスを癒してくれる!?意外な味噌のストレス緩和作用

味噌がストレスを癒してくれる!?意外な味噌のストレス緩和作用

監修者

森 美樹(管理栄養士)

茨城県で生まれ、子供のころから母の手前味噌で育ちました。管理栄養士としては、病院・ 特養で栄養管理に従事。40 代になり、麹の美しさに惚れ込み、お味噌の魅力を知りました。 食事制限のある方もない方も、食卓を華やかに心豊かになっていただけるよう、発酵食品を 取り入れた食習慣のすばらしさを提案していきたいです。

心と体のストレスと疲労を癒すパワフルな味方

現代社会では、忙しい日常やストレスに晒されることが多く、心と体の疲労が蓄積されてしまいます。そんなときには、昔から色々な地域で親しまれている「味噌」が心と体を癒す力を持っていることをご存じでしたか?

本記事では、味噌がストレスや疲労の緩和にどのような効果をもたらすのか、そのメカニズムと具体的な方法について考えてみたいと思います。


味噌の栄養価と効果

味噌はたんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素を豊富に含んでいます。

「みそ」は “ 畑の肉 ” といわれる大豆を主原料にしています。

大豆には水分やタンパク質をはじめ、脂質、糖質、ビタミン B1、 ビタミン E、カリウム、マグネシウム、カルシウム、リン、葉酸、 鉄、亜鉛、銅、一価不飽和脂肪酸、 多価不飽和脂肪酸、食物繊維など、実に多彩な栄養素を含んでいます。

その一方で、コレステロールを全く含まないという特徴も持っています。

「味噌」はそうした栄養素たっぷりの大豆を麹菌を付着させ、発酵熟成させることで造られていますが、この発酵により、それまで大豆にはなかった、あるいは微量であったアミノ酸やビタミン類を多量に生成します。このため「味噌」の栄養価は原材料の大豆であったときよりも、さらに優れたものになっています。

また、栄養価という点で注目すべきは、大豆のたんぱく質が生命を支える重要な物質を生み出していることです。

大豆たんぱく質は酵素によって分解されることで一部がアミノ酸となります。そのアミノ酸の中には、生命を維持するために不可欠な必須アミノ酸 8 種類が含まれているというのです。おみそ汁が注がれた 1 杯の椀の中には、想像もつかないほど多くの栄養素に満ちた世界が広がっていて、私たちにさまざまな健康効果をもたらしているのです。
これらの栄養素は体の代謝や免疫機能の維持に重要な役割を果たし、ストレスや疲労に対する抵抗力を高める助けとなるのです。


アミノ酸の豊富さ

味噌にはグルタミン酸やアスパラギン酸といったアミノ酸が豊富に含まれています。
これらのアミノ酸は脳内の神経伝達物質の合成に関与し、リラックスやストレス解消に寄与します。味噌を摂ることでアミノ酸の摂取量を増やし、心地よいリラックス状態を促進することができます。


発酵食品の効果

味噌は発酵食品であり、その発酵過程によって有益な微生物や酵素が生成されます。
これらの微生物や酵素は腸内環境を整え、消化吸収を助ける役割を果たします。
腸内環境の改善はストレスや疲労の緩和にもつながります。

お味噌汁の力

発酵食品の基本となる「お味噌汁」のパワーは偉大です。

味噌を活用する方法の一つとして、お味噌汁が挙げられます。
お味噌汁には温かさや優しい味わいがあり、心と体を癒す効果があります。
また、味噌汁に具材を加えることで栄養バランスも整えることができます。

先人は「朝の味噌汁は体の毒消し」といって朝に飲む一杯の味噌汁を大切にしていました。朝目覚めて、枯渇した体にお味噌汁を取り入れることで、腸の働きを良くし、身体が目覚めます。目覚めることで、栄養の吸収が良くなり、同時に体に不要なものや有害物の排泄も進みます。

『毒消し』とはまさに巧みな表現ですね。



味噌の積極的な摂取方法

日常生活において味噌を積極的に摂ることで、ストレスや疲労の緩和効果を得ることができます。味噌汁や味噌を使った料理の他にも、塩の代用として食材に塗ったり、ドレッシングやソースの材料として利用したりすることもできます。






まとめ

味噌は心と体のストレスや疲労を癒すパワフルな私たちの味方です。
その栄養価、アミノ酸の豊富さ、発酵食品の効果、そして味噌汁を通じた心地よい食体験などが、ストレスや疲労の緩和に貢献します。日常生活において味噌を積極的に摂り入れることで、心と体のバランスを整え、より健康で充実した日々を過ごしましょう。

お味噌のパワーを活用して、心地よいリラックス状態を手に入れたいですね。

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